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はやぶさ2トークライブVol.12 その2 [講演、特別・一般公開]

パトリック・ミッシェル博士(コートダジュール天文台)
「はやぶさ2」若い世代に科学の魅力と面白さを伝えるミッション
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MASCOTの着陸時のバウンドシミュレーション。
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秒速19㎝でリュウグウの組成が不明な為、
多様な設定で行っているそうです。
後の質問タイムで、落下速度についての問いがあって、
機体の安全の為に落とす高さが決まっているので、落下速度も決まる。
減速するのに逆噴射使うと、観測する表面を汚染してしまうので不可。
パラシュートは大気が無いので駄目。との事でした。

他にもインバクタやサンプラーホーンの弾丸が
リュウグウに衝突するシミュレーション。
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何故、衝突の物理に注目するのかと言うと、
惑星や月が生まれた理由、太陽系の歴史上で起こった現象だから。
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そう言えばインパクタも、風化していないサンプル取得だけでなく、
宇宙で行う衝突実験そのものが科学的イベントだと、前にも聞いた覚えが。

講演中に通訳を聞く前に笑い声が上がったり、
英語で直接質問した人がいて、語学力があるのに越した事はないと思いました。

入場時にはやぶさ2のカードと一緒に配られたのが、
12/9から上映の劇場版仮面ライダーのカード。
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もしやまた、JAXAが撮影協力したのか!?
などと思っていたら、この映画は文部科学省がタイアップしていて、
その関係で配布を頼まれたと説明がありました。
仮面ライダービルドの主人公、天才物理学者だし……

仮面ライダーフォーゼ(左端)は、ヒロインが宇宙飛行士を目指していて、
テーマの1つが宇宙だったから、筑波宇宙センター、
調布航空宇宙センター、相模原キャンパスでロケが行われています。
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はやぶさ2トークライブVol.12 その1 [講演、特別・一般公開]

12/2に相模原市立博物館で開催された、はやぶさ2トークライブVol.12
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現在のはやぶさ2の状況は、前回に引き続き、順調です!と忙しい!
そして、12/3と言えば。
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リュウグウ到着が来年なので、トークライブの今後の予定は、
・2/17 はやぶさ2トークライブVol.13は確定。
・4月のはやぶさ2トークライブは、未確定(多分、行えるのではないかとの事)

「はやぶさ2」に期待するサイエンス成果。
昨年12月に続いて、今年も海外から3名の方が講演して下さいました。
アントネラ・バルッチ教授(パリ天文台)
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はやぶさ2搭載のMASCOTは、着陸機フィラエの技術を使っている。
と、言う事で、ロゼッタの旅路や、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の観測成果。
2つの物体が合体したもので、氷ではなく岩の塊だった。
「重水素/水素」比が地球とは違っていて、地球の水の起源は彗星ではなさそう。
フィラエの落下地点の画像。
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ESA作成の動画の上映(ネット配信されています)このラストにはほろり……
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人類が見る事が出来た星々の画像。
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この中にリュウグウが加わる日が来るのが楽しみです。

マイケル・ゾレンスキー博士(NASAジョンソン宇宙センター)
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何と、日本語解説付画像をご持参して下さいました!
英語が全く駄目な身としては、とてもありがたかったです。
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疑問の答を出す為に、彗星や小惑星のサンプルを入手する必要がある。
隕石の中の水や有機物を分析して色々わかるけれど、
由来が確定出来ないし、大気圏突入時に変質してしまう。
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と言う事で、彗星の資料を回収したスターダスト計画、
小惑星のサンプルリターンしたはやぶさ、
小惑星ベスタ、準惑星ケレスを探査したドーンのそれぞれの成果と、
はやぶさ2の期待へと続きました。
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隕石や彗星の塵の分析の話、ユーモアがあって面白かったです。

こちらは、ケレス由来の可能性が高いと思われる隕石。
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休憩時間に、一大写真大会が開始されていました。
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九都県市ライトダウン "Nothing"is"Charming" [雑記]

九都県市ライトダウン "Nothing"is"Charming"
毎年12月は、平成9年に京都で開催されたCOP3を契機として
定められた「地球温暖化防止月間」です。
そこで採択された「京都議定書」は、本年12月11日(月曜日)に、
採択から20周年を迎えます。
九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、
千葉市、さいたま市、相模原市)では、12月11日(月曜日)の夜、
九都県市内の協力施設等とスターバックス店舗でライトダウン(消灯)を実施します

日時 平成29年12月11日(月曜日)19時~20時
 上記の時間を中心に行いますが、施設・店舗により異なります

参加している地域在住なので、何故に企業名あり?
と、言う事で調べてみたら、元は京都市とスターバックスの、
エコアクションプロジェクト「YES, WE DO KYOTO!」からだそう。

地球温暖化対策について考えるきっかけを創出するために実施するもの。
との事ですが、同時に光害対策でもあります。
星がほとんど見られなくなった都会の空。
自宅で一時、明かりを消して、蝋燭を灯してみようかな。
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火星の斜面の暗い筋模様、液体ではなく砂の可能性 [天体]

火星の斜面の暗い筋模様、液体ではなく砂の可能性
火星のあちこちの斜面に気温上昇に伴って現れる暗い筋模様は、
これまでは塩を含んだ液体の水と推定されていたが、
乾いた砂の流れのような乾燥したプロセスによるものと
理解するほうが適切だとする見解が発表された。

2011年、NASAの火星周回探査機「マーズ・リコナサンス・オービター(MRO)」が、
発見した斜面の暗い筋模様、「Recurring Slope Lineae」
(RSL、繰り返し現れる斜面の筋)
暖かい季節になると広がって徐々に斜面を下り、
冬になると消え、次の年に再び現れる事から、
水が滲むために斜面が暗くなると考えられてきていました。

ですが、これは水によるものでは無く、砂や塵といった細かい粒子が、
斜面を滑り落ちることによって、この模様が作られるのではないか。
と言う、新解釈が今回発表されました。

RSL、液体の水の証拠かもしれないと言われていて、
湧き水が滲むようにも見える事から、期待していたのですが……
地球でも砂紋として、砂漠や砂丘で様々な模様を描いているので、
有り得ない説ではないんですよね。

とは言え、まだどちらも確定した訳ではないですし、
RSLの形成プロセスの判明を、気長に待ちたいと思います。
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宇宙フェスタさがみはら2017 その2 [講演、特別・一般公開]

午後の部
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1.超小型の探査機で月に着陸できるのか?  橋本樹明教授
14kgの超小型探査機OMOTENASHI
開発の始まりが2015年。NASAから2017年12月打ち上げ予定の、
SLS(SPACE LAUNCH SYSTEM)に搭載する、超小型衛星の公募から。
NASAからの挑戦状と述べられましたが、
募集期間は2ヶ月で、その時点で打ち上げまで2年未満しかなく、
JAXA内の提案締切は、何と2週間と言うタイトな状況だったとか……

本体1kg、セミハードライティングで降りられる場所に降りる。
非常識な挑戦であるけれど、これまでの研究成果があってこそだそうです。

2.月極域探査ミッション  星野 健氏
2020年代、世界の月探査は月極域が多く計画されている。
かぐややルナー・リコネサンス・オービター(LRO)など探査により、
得られた観測データによって、長期日照領域(年間300日、80%)や、
クレーター内の永久影の位置が判明し、水氷の存在があると思われる事から。

地球の極域は緯度66.5度以上と、グリーンランドの南端や、
南極大陸の先端(緯度が66.5度以下)を含めた地域。
月極域だと、緯度80度以上を指す場合が多いそうです。

調査したいのは、本当に水なのか。資源として使いやすいのか。
互いに協力しつつ、一番乗りを目指しているのはお約束。
握手しながら足元では蹴り入れている。と、言うのには笑った。

3.月の縦孔・地下空洞直接探査計画  春山 純一助教
かぐやが発見した縦孔、先日ここでも取り上げましたが(月の地下に巨大な空洞
下には溶岩チューブの空洞が延びています。
天井があるので放射線や落下物を防御、
地下なので温度が一定など、月基地としての利点があります。
UZUME計画(月の縦孔・地下空洞探査計画)は専門家だけでなく、
イラストや月の縦孔のCGなど、一般の人も参加していているそうです。


月面探査最前線とあって、各計画だけでなく、月の資源についてなど、
国家間の思惑を含んだ、現実的な問題についても話がありました。
世知辛いですが、避けて通れない問題ですよね……

(12/2追記)
宇宙フェスタののぼり旗
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手書きの案内
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いつもお世話になっています。
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